ひちりき日記

雅楽などで使われる古来の楽器「篳篥(ひちりき)」のことや音楽、癒し、仏教など急ぎすぎない生き方について書いています。

「ひちりき」始めました。

今日から「篳篥(ひちりき)」始めました。
篳篥って何?とお思いの方も多いでしょう。

東儀秀樹さんなどでおなじみの雅楽器です。
音色としてはサックスに近いと思います。

結構前に初心者向けの樹脂製のものをAmazonを通して購入していたのですが、
年も明けてやっと思い立ち、開封しました。
↓こんな箱に入っています。

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篳篥本体と、盧絶(ロゼツ)と呼ばれるものが入っています。

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説明書も。

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参考書も事前に買っておきました。
雅楽じゃなく、ポップスを吹きたいので↓

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篳篥本体。

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盧舌と呼ばれる蘆(あし)製のリードを差し込んで吹くんですね。

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「シメ」と呼ばれる帽子、「セメ」と呼ばれる枠を外します。

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息を吹き込むところ(先端)が閉じていますね。

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なのでリード全体を・・・

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なんとお茶に浸します!!和紙が巻き付けてある根本もろともです。

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ぬるいお茶(ペットボトルの緑茶をレンジでチンして冷ました・・・いいのかな・汗)
に浸してちょっと待つと・・・おお開いていますね!!
吹き口が1ミリから1.5ミリぐらい開くと良いようです。

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セメ(世目・枠)を付けて・・・

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まずはリードだけで吹いてみなさい、と書いてあるので、やってみます。
唇に力を入れず頬を膨らませて腹式呼吸で。

一応こうみえてもシンセサイザー奏者、かつボーカリストでもあり、作詞作曲歴も長いミュージシャンの端くれですからね、私。
初日からつまずくわけにはいきませんよ、ええ。


さあ気合を入れて・・・全力で息を吹き込みます!!!!

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すると、なんとも美しい音が・・・

・・・

あれ?


・・・

ス~~~~~・・・・・・・・・・

・・・・

なんじゃこりゃああああ!!!!


無音かよ!!!!



ひたすら「空気」の虚しく(文字通り空虚な)通り抜ける音のみ。


新品のロゼツは吹き込み口が開きすぎて空気が通り抜けて音が鳴らないことも多いようです。

とりあえず初日はこんな感じでした・・・